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健康経営宣言

テクノエイトは取り巻く様々な環境変化に対応しつつ、
ものづくりを通じ調和の取れたより良い社会の発展に貢献していく上で
「心身共に健康な人財」が最も重要な経営資源であると考えています。
そこで、健康経営推進方針として、誰もが働きやすい職場環境を整えることで、 働きがいを感じ、心身ともに健康を保ち、幸福度の高い企業風土を醸成することを掲げています。

健康経営の実現がテクノエイト基本理念の一つである、「安全で快適な職場環境を実現し、 社会から信頼される企業を目指す」に繋がり、更にテクノエイトが発展していくと考えています。

「一人ひとりが主人公
みんなでつくるテクノの安全と健康」

健康経営を推進してまいります。

2025年6月
テクノエイト株式会社
代表取締役社長 永野 智也

支援体制

健康経営推進方針

1 経営方針 安全で快適な職場環境を実現し、社会から信頼される企業を目指す
2 健康経営の推進方針 誰もが働きやすい職場環境を整え、心身ともに健康を保ち、幸福度の高い企業風土を醸成する
3 目標 働きやすい職場環境をつくり、働きがいを感じ、幸福度の向上を図る
個々の従業員の心身の健康保持・増進
4 KGI(2030年度) 従業員幸福度80%以上 (従業員個人の主観的評価をモラルサーベイ回答の数値で測定)
低リスク者率50%以上 (肥満/血圧/脂質異常/糖代謝の検査結果から算出)
5 背景と期待する効果 人材を「人財」と捉え、多様な人財がそれぞれの働き方を求める時代に合わせ、
安全・健康をすべてにおいて優先し、テクノエイトで働きやすい職場環境をつくり、
幸福度向上に繋げ、企業倫理や社会規範を遵守することにより、社会的責任を果たす

目標の達成状況を確認する指標(KGIの経年推移)

幸福度

低リスク者率

健康経営の推進体制

新たに健康経営推進のワーキンググループを立ち上げ、経営トップを中心に、基本方針の立案をし、横断的組織で全社的に健康経営を推進しています。それぞれの役割や概要、人員配置、責任者は下記の通りです。

安全衛生委員会労働安全衛生に関する協議等

戦略マップ

健康経営の目標指数

アブセンティーイズム(傷病による欠勤)

測定方法:傷病休職制度の利用日数の全従業員平均
(傷病を理由とした欠勤や有給取得日数は未把握)

目標 2025 2024 2023 2022
測定値
(単位:日)
1.5日以下 未集計※年度末集計 3.9 2.4 2.7

プレゼンティーイズム(出勤はしているものの、健康上の問題によって完全な業務パフォーマンスが出せない状況)

測定方法:SPQ(東大1項目版)にて測定(最大値:100)
弊社独自の安全意識調査内にて実施
2025年 有効回答率:81.9%

目標 2025 2024 2023 2022
測定値
(単位:日)
70%以上 86.5 84.4

ワークエンゲージメント(仕事に対する活力・熱意・没頭)

測定方法:新職業性ストレス簡易調査票(それぞれ4点満点、中間値2.5点の2項目平均)
健保独自の健康調査内にて実施
2025年 有効回答率:100%

目標 2025 2024 2023 2022
測定値
(単位:日)
3.0点以上 2.3 2.4 2.3 2.3

健康経営施策への投資

施 策 2025年7月まで 2024年度 2023年度
健康投資実施体制費 健康診断費用・人間ドック補助・ストレスチェック実施 2,400 7,200 6,400
海外渡航者支援 540 2,300 530
感染症予防対策 20 730 840
健康・熱中症予防対策 430 3,900 1,800
健康の保持・増進のための
ポピュレーション
アプローチ費
健保との共同イベントへの参加勧奨 330 30
運動奨励 140 110
健康イベント 230 210 80

※人件費は除く(費用概算 単位:千円)

労働安全衛生・リスクマネジメント

安全衛生活動方針

全員参加で安心して働ける「安全環境」の実現

労働安全活動 ”3つの柱”

  1. 重大災害未然防止(STOP6、18の鉄則)
  2. 作業環境の変化への災害未然防止
  3. 日常活動(安全6本柱の進化と深化)

リスクアセスメント評価

実施件数
(設備・作業)
見積件数
(stop6 + 切創)
対策前件数
リスクⅢ以上
対策後件数
リスクⅢ以上
対策後件数
リスクⅣ以上
2023年 35件 767件 630件 48件 0件
2024年 25件 486件 428件 9件 0件
2025年 未集計※年末集計
リスク リスク低減措置の優先順位 判断
致命的リスク(死亡災害) ①リスクレベルがⅣ以上の場合は
物的対策をしてⅢ以下に低減する
②物的対策が技術的に困難な場合
部長の承認を得た時はⅢを可とする
③リスクⅢ以下の対策は注意喚起、教育でも可
見積り結果にて課長、室長が判断し部長が承認とする※残留リスクレベルⅣ以上の場合は 担当取締役印要
重大的リスク(重大災害)
問題がある
多少の問題あり
軽微な問題あり

取引先への健康経営のサポート

月1回の仕入先業務連絡会で、産業医講話の伝達講習のほか、健康経営についての概要、基本的な考え方、取組内容とその評価などについて触れ、各社の現状把握を含め、健康風土の醸成に注力しています。また、取引先への訪問など、コミュニケーションを充実し、情報交換や課題共有をする中で継続的かつ強靭なサプライチェーンを築いていきたいと考えており、サプライチェーン全体で相互研鑽を図り、成長、競争力強化を図っています。

■各種データ

※1) 1人当たり医療費:被保険者+被扶養者家族の診療費(本人3割負担と健保負担を含む)/被保険者数


■健康教育の受講率と満足度


1.食生活の改善

朝食欠食率・甘い飲料接種率の推移

朝食の欠食率や甘い飲料の摂取率が高く、食生活の改善が必要と考え、社内自販機の商品を見直しました。朝食欠食率の改善に向け、立体駐車場の自販機では栄養補助食品を販売、出勤時に購入できるよう配置し、また、従業員の大半が利用する食堂の自販機には、お茶や無糖のコーヒーを増やし、それらの価格も割安に設定しました。朝食欠食率、甘い飲料の摂取率、ともに改善傾向ですが、今後も食生活改善についての啓発活動を続けていきます。

2.運動習慣の定着

社内ウォーキングイベント

従来の「ウォーキングデー」を発展させた取組みとして、「ウォーキングイベント」を開催しています。通年企画とし、休憩時間を活用して、会社周辺を歩き、多く歩いた方には記念品を配付しています。この取組みをきっかけに昼休みのウォーキングが習慣化している社員もいます。

1週間当たりの運動頻度

運動習慣のない従業員の中にも改善したいと考えている従業員が多いことがわかり、きっかけづくりとして、2024年5月に社外スポーツジムと法人契約を締結、従業員だけでなく、そのご家族の健康づくりにも寄与したいとの思いから、家族も格安で利用できる内容にしました。

3.喫煙率の低下

禁煙への取り組み

2020年12月~、敷地内全面禁煙をスタートしました。
過去には喫煙者全員へのアンケートを実施し、取り組みに反映させています。
具体的には、
・禁煙補助薬の購入費用補助
・産業医の禁煙講話
・健保と共同実施の「脱タバコ!作戦」
などを実施しており、2025年からオンライン禁煙の会社補助もスタートしました。
また、受動喫煙防止対策としても、敷地内全面禁煙を継続することで従業員全員の健康の保持・増進に繋げたいと考えています。

4.睡眠の質向上

睡眠の質

睡眠で休養が充分とれている人の割合は約半数で推移しており、2025年、健保平均55.4%を上回っています。質の良い睡眠につながる生活習慣等について、新入社員研修の中でも講話をするなど、啓発活動をしています。

安全衛生委員会での産業医講話

安全衛生委員会の産業医講話では「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」をテーマに説明いただきました。交代勤務者の睡眠の課題についても盛り込まれており仮眠の有効性や、覚醒レベルを上げる工夫等、業務中の眠気を改善し、業務効率アップについても講話いただきました。

5.メンタルヘルス不調者の減少

ストレスチェックの結果

ストレスチェック受検率は毎年ほぼ100%となっており、高ストレス者割合を5%以下に維持すべく、取り組みを強化しています。ストレスチェック後の集団分析結果をふまえて、職場環境の改善も進めており、これらも幸福度向上に繋がると考えています。

セミナーの様子

入社3年以内の従業員を対象に、2024年にセルフケアセミナーを実施、対象者110名全員が参加しました。コラボヘルスの一環で、講師はトヨタ関連部品健康保険組合の臨床心理士の先生に依頼しました。実施後のアンケートでは、「大変有意義だった」「有意義だった」と回答した方が97%と大半で、「リフレッシュの仕方など、休憩時間に取り入れたい」「家族や友人にも伝えたい」といった感想が聞かれました。

6.仕事満足度の向上

ワークライフバランス

毎週水曜日を「定時の日」と定め、このほかにも休憩時間の見直しやインターバル制度を導入しています。また、年休に関しては、月1日ずつの取得を基本とし、取得状況を経営会議においても協議していますが、昨今では、年間15日前後の取得実績があります。さらに、長時間労働者へは疲労の有無や本人の申出を問わず、労働時間のみを条件に産業医面談を実施し、体調確認をしています。その他にも、誰もが働きやすい職場環境を整えるべく、育児休業・育児時短制度、再雇用制度の整備等により、勤労意欲のある女性や定年後の就労など、セカンドキャリアの支援をしています。また、男性育児休業の取得も積極的に推進しています。

コミュニケーション活動

熱中症対策も兼ねて、夏場には年6回、かき氷祭りを開催しており、自社従業員だけでなく、食堂委託業者や守衛の方にも大好評です。その他のコミュニケーション活動としては、フリートークで経営陣とのグループ討論会を実施する等、風通しの良い職場づくりを心がけています。また、従業員意識調査(モラルサーベイ)も毎年実施し、職場環境改善に役立てており、従業員幸福度80%以上を目標として、人事制度や福利厚生の充実等に取り組んでいます。さらに、人事考課においても360度評価を導入しており、それぞれ自己成長に繋げています。その他にも、労働組合の活動も活発で、新入社員歓迎会として、毎年恒例でボーリング大会を開催する等、業務外においても親睦を深めています。

労働環境改善

環境に配慮した発電可能な工場空調であるコージェネレーションの設置やGHP(ガスヒートポンプ)を各工場に設置して、全工場の部分空調を可能にしています。毎年増強計画をしており、作業環境改善に努めています。体調不良により最大限の業務パフォーマンスが発揮できないプレゼンティーイズムの状況を改善することは、生産性の向上のみならず、業務上のミスや労働災害の防止にも繋がるという認識をもってたすけ合いや思いやりある職場づくりをハード面・ソフト面から支えています。